| むかし、MacのノートブックPCでDuoと言うのがあった。 当時としては画期的な薄型ノートブックPCだった。 そのノートブックPCをDuoドックと呼ばれる基地にドッキングすると デスクトップの環境が出来上がるという機種であった。
僕もDuo 270Cという機種を持っていた。 当時研修医だった僕は、その構想に感激し清水の舞台から飛び降りるつもりで購入した機種だった。
当時のPCは今以上に高価なものであった。 Duoドックとあわせての購入は更に高価であり、手が届かないものであった。 しかし、時間をかけてゆっくりゆっくり周辺機器を揃えて行った。 #多分この頃から既に物欲生活の臭いは漂わせていたのかも知れ無い。
Duoドックは高価だった。 だからDuoミニドックを入手した。
Duoドックは箱型でDuoをたたんで挿入する。 ドックの上には大型のモニターを置いて、デスクトップPCの形に変身する。 ミニドックは単純にDuoを乗せるだけのものである。 色んな拡張ポートが出ているが、基本的にはDuoに周辺機器を追加するだけのものと考えてもらっても差し支えない。
それでも楽しかった。 普段はDuoミニドックにDuoを装着し、机の上で仕事をする。 で仕事が終わったらドックから取り外し1台のノートPCとして持ち運ぶ。
当時パソコン通信が主流の時代。 インターネットとか言う言葉はまばらで、ましてやブロードバンドなどと言う言葉は陰も形も無い時代。 持ち運んだDuoは、電話回線に繋がれパソコン通信機となった。
Duoは使い続けた。 270Cから280Cへのアップグレードも当然のごとく行った。 壊れて修理不能になるまで使った。 今その筐体は徳島の家に大事に保管されている。
***時は過ぎて***
VAIO-U(ゼロスピンドル)を使った。 ポートリプリケータに、外付けモニターやUSB機器が繋がっている。 机の上ではデスクトップ機種として使用し、 出かけるときは単体で使う。
形は違うけど、使われ方はDuoと同じだと思った。 遠い昔に感激したDuoの使用感。 片時も離すことなくDuoを使い倒した記憶が蘇る。 本当に懐かしいなぁ…f(¨,,)…。 | |