健康、病気なし、医者いらず
http://kenkoubyoukinashi.blog36.fc2.com/
の Dr.I 先生のBlogから。
当直中に医師が死亡
http://unoubeya.main.jp/cgi/mt/mt.cgi?__mode=view&_type=entry&blog_id=1
元記事は
ななのつぶやき
http://blog.m3.com/nana
の
犠牲
http://blog.m3.com/nana/20071120/1
という記事。
とりあえず読んでみてください。
同業者である。
人ごとでは無い。
世間の人は耳鼻科ではそんな事ないだろ?と思うかも知れない。
耳鼻科の正式名称は
耳鼻咽喉科頭頸部外科
という。
耳しゅっしゅぅ、鼻ジュルジュル、のどチョンチョンだけでは無い。
案外大きな手術が多いのだ。
大きな手術があると言う事は当然緊急の呼び出しもある。
鼻血で人が死ぬ事がある。
冗談では無いのだ。
首の感染症は容易に人命を奪う。
病気によっては一刻を争う。
不幸にして命を落とさなくても
病気によっては判断が遅れると一生障害を残すものもある。
#特定の業界ほどでは無いのだが…。
医学生でもこの実態を知らないのが普通である。
さらに管理職になってくると、
医療業務以外の雑用が増えてくる。
当直があれば、実質36時間勤務があるのも例外では無い。
ただ、どの職業も同じだと思っていた。
自分たちが特別だとも思っていない。
その考えは今も変わっていない。
しかし、どの職業であれ、倒れるまで働くのが当たり前と言われる状態は明らかにおかしいと思う。
世間でいろいろ言われている医療業界。
その業界の片隅でこのような事が起こっている事を知っていて欲しい。
***
好きだから仕事が続けられる。
幸い僕には、頼もしく楽しい仲間がたくさんいる。
その多くの仲間に支えられて仕事を続けていられる。
僕も40歳を超えた。
40歳と言えば、世間的には中堅クラスである。
しかし、無理の利かなくなる年齢でもある。
その事を後輩もよくわかってくれており、それなりに休ませてもらっている。
本当にありがたいと思う今日この頃である。
***
最後に、志半ばで他界された数多くの先生方のご冥福を心から祈りたい。